終の棲家として家を建てる方も多いと思いますが、バード夫婦は「歳を取ったらマンション」と思っていたので、狭小三階建てになろうとも都心近くを選びました。
だからバード夫婦としては、この家を建てるときから
・いつかこの家は売る
という未来が頭にありました。
そして、それは能動的な理由だけではなく、
・人生には誰しも思いもよらぬ出来事が起こる。急に家を売らざるをえない状況に追い込まれるかもしれない
という受動的な理由も想定しておりました。どちらかと言うとこれが一番重要だと思っております。
また住み続けている間だって、
・自分達も年齢とともに価値観・好み・ライフスタイルは変化してゆく
・技術が進んで、今の家電・家具とは違う新しいものが標準となってゆく
可能性があることも頭にありました。
自分も世界もじわじわと変化してゆく。今の標準は、未来の標準ではなくなっていく。
以上のような想定・懸念点を持っていたため、バードは家づくりにおいて「今のバードの好みに合わせて作り込み過ぎない」ことを意識したのです。
特に増田さんとの家づくりは、「標準/オプション」という概念もない完全自由設計で、いかようにでも作り込めてしまう。
でも今の自分の価値観・好み・ライフスタイルに合わせすぎると、売れない/貸せない、年をおうごとに不便さや違和感が大きくなる、などのリスクが高くなるのではと心配したのです。
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今、やむを得ない状況となってバード宅を売るとしたら、いくらになるんだろう・・・。
家賃15万円として、15万×2年間=360万円以上値下がりしていたら赤字!
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