バードがメールを送って2日後、尾崎さんから以下の返信をいただきました。

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バード夫婦様
 
K工務店の尾崎です。大変お世話になっております。

スタイロフォームについて:
大工が使っているのは他の材料を切るための「捨て板」のようなものであれも1種の道具です。
間違っても建築材料として使用することはありませんのでご安心ください。
 
断熱材について:
先日、現場確認をしてきましたが、外壁の防水シートがまだ未完だったため、まだ少し雨が入っている状態でした。
下部が濡れてしまっている断熱材は私も確認しましたので、すぐ大工に切除させました。
ちなみに、夕方目一杯までは現場にいられませんでしたが、外部の防水シート工事が引き続き行われておりましたので、完了しているはずです。
これでほぼ安心して進められる状態となりました。
 
あとは屋根板金工事(出窓・3F下屋)ですが、それもこの2・3日中に行います。
 
色々とご心配をお掛けして申し訳ございませんでしたが、引き続き工事を進めていきますので、宜しくお願い致します。
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そして翌日夜に、また大工さんらが帰られた後の暗い現場に寄ってみたところ・・・

断熱材4

断熱材6

断熱材5

本当に切除されていました。
(断熱材が接していて24時間濡れっぱなしだった合板も乾いていました。やや変色しちゃってたけど) 


そもそも断熱材を濡らすような施工が問題というところですが・・・、もうこの頃は、このように手間のかかる対応をちゃんとしてくださるだけで御の字でした。


尾崎さんは本当に良くやって下さって、増田さんも「尾崎さんはしっかりやってくれる人なので」と信頼されていました。バードがいろいろお願いした細かいことも、多忙ななかもほぼ忘れることなくミスなく対応してくださって、本当にすごいなと思いました。

ミスがないのは、やはり大工上がりで現場のことを全て具体的に分かっているというのもあるのでしょうかね。増田さんや所員さん相手に、図面を見ながらツーカーで話されているご様子は、大変頼もしくかっこよかったです。


そして我ながら、バードも「どうせ私が分かることなんてたかが知れている」と思いながらも諦めずに頑張ったなあと思います 

ある日増田さんとの電話で「K工務店さん、うるさい施主で嫌になっちゃわないですかね・・・」と不安を述べたところ、「施主がこれだけ熱心に現場に行って、がんばってお願いしているのですから、工務店さんはやらざるを得ませんよ」と言われました。そう言われたとき、増田さんもそう感じてくださっているのがわかり、「施主の熱意が、建築士さんや工務店さんの熱意にもなるんだ」と感じました。


そしてこのみなさんの熱意は、そのまま引渡しまで続いてくれることとなりました。


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ちなみにこの時期のバード夫は、手続き系を一手に引き受けていてくれました。年内引き渡しか年明け引渡しかで、いろいろ事務作業が変わってしまうらしく、かなりプレッシャーを抱えて大変そうでした。
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