さて、K工務店さんとの顔合わせを2日後に控えた日の夕方。

コンサルさんから、以下のアドバイスメールが届きました。


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バード夫婦さま
 
K工務店さんとのお顔合わせに際して、一点だけ気を付けられた方がよいと思うことをお伝えしておきます。
 
先方から提示された工期、4ヶ月半は決して短いものではありません。100平米クラスの住宅であれば、ごく一般的な工期といえます。台風や秋の長雨があっても、屋根さえかかっていればまったく問題なく工事は進めらめますので、着工後の追加や変更がなければ十分な工期です。ご心配にはおよびません。
 
ですので、当初お二人が求められていた「良い大工さんにお願いしたい」というお考えを変える必要はありません。先日の増田さんからのメールにあるように、言質も取ってありますし・・・
 
そこで、多少質は落ちても間に合わせてもらいたいというような雰囲気が先方に伝わらないようにされることをおすすめしておきたいと思います。Y工務店さんの見積金額を大幅に下回ってきたこと、また坪53,000円という大工手間を考えると、安い大工を使われかねないという心配があるからです。先日もお伝えしたように、したたかさを持っている印象を受けていますので・・・
 
契約書と約款をご覧いただいたとおり、「引渡し日」を入れますので、良いお仕事をしていただいた上で、工期はきちんと守っていただくように持って行くつもりです。
 
それでは顔合わせ、どうぞよろしくお願いいたします。
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私達のために、良い家が建つようにとあれこれ考えてコントロールしてくださるのは大変ありがたいです。「住宅ローン減税に間に合わせるためだったら、大工の質を下げることも考える!」と焦っていたバード夫婦に対して、上記メールは的確なアドバイスでした。


直前の打合せ時にも、コンサルさんは、K工務店さんとの関わり方についてあれこれ策を練ってくださいました。

・ 前回の役員邸での見積書に書かれていた「設計書と一致しない項目は別途お見積り」(←すみません、バードうろ覚えです)という一文が問題。見積落ちは工務店持ち、というのがこの業界の慣例なのに、それさえも請求しようなんてしたたかである。気を付けないといけない。

・ 「契約書と約款はこちらで用意したものを使ってもらいますが、いいですか?」という言い方ではなく、「使いますね」とシレッと言うことにしましょう。そして後から何か言ってきても、「あれ、顔合わせの時に了承済みでしたよね?」と言って押し通しましょう


策を練ってくださるのはありがたいのですが・・・どうしてもコンサルさんの、不信感がベースにある支配的な姿勢が気になるバード。。。このような姿勢で来られたら誰しもモチベーションダウンするのが普通なので・・・「コンサルさんには直接K工務店さんと関わって欲しくないなあ・・・」と思いました 


一方増田さんは、

・ 相見積の際、K工務店の尾崎さんが、わざわざスーツ姿で見積書を手渡しにきてくれた

・ 見積書の精度はK工務店さんが一番高かった。ほぼ完璧

・ 前回の役員邸の見積書に書かれていた一文は、今回のバード邸の見積書には書かれていなかったですが、どういう意図だったのか気になるので一応お聞きしましょう

・ やはり大工手間が安いのが気になるので、大工の腕についてもちゃんと聞きますね。私の妻は大工の娘でしてね(笑)。私も若い頃に大工さんにいろいろ教えてもらったので、大工さんのことはわかるつもりです


などと、相変わらずニュートラルで協同的な姿勢。「増田さんならうまくK工務店さんと関わってくれるだろう」と、安心してお任せできると感じました 


そして顔合わせの日がやってきました。

初夏の過ごしやすい季節。K工務店さんの事務所で会うことになっていたので、都内の某駅に15時に集まりました。


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次回、尾崎さんのご登場です。
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