その頃、バード夫からバードにメールされてきた交渉メモ。

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■前提
総額を知った上でオプション確定するので、価格の交渉ができなくなる
(「総額を知った上でオプションを決めたんですよね?」と言われてしまう)

■アクション
仲介Y社に、こちらの希望するオプションと、その希望金額を示し、
R社と調整(交渉)してもらう

■こちらの要望
オプション見積書の2,8,11,14をやめたものをこちらの希望とする。
そうすると消費税含めて22,852,800円。
これをオプションがない場合の20,375,280円にまで持って行くことを目指す。
つまり、250万円の値引き要求をする。

■その根拠
○○断熱+外壁通気工法は、
○○工法さえT社で施工可能ならばこんなものは必要なかったはずなので、
「T社のせい」での追加になった。

ただし、外壁通気までは諦める。

それ以外の不満(以下参照)を述べて・・・
 
それから、多少の値引きは想定しているでしょ??

■そのあと
以上がまとまって、図面が出てきたところで、
契約するかどうか最終的な判断をする。
契約は、ぎりぎりまで待ちたい。

■不満まとめ
・ ○○工法でやりたかったができないので、泣く泣く○○断熱材。
 ○○工法であったらそこまで断熱材に追加費用がかからなかったはず。
 外壁通気も○○工法ならこんなに費用はかからない

・ もともとの土地の予算が高かった。建物にはここまで払えない
 (バード注: 土地の予算は3000万だと伝えていたのに
  3500万の物件を紹介したのはSさん)

・ 坪単価70万円でこの仕様は納得できない
 (建築条件付きだから建物で利益を取るとかは、こちらの知った話ではない)

・ 自由建築に近いものもできるという社長の話だったが、
 実際できたのは間取り変更くらい
 → 叶わなかったこと: 耐震等級、○○工法、外観、施主支給NG

・ こうすればこうできるという提案がなかった
 → 対応が不満、もっといい家作りができたはず、逆ギレされた

・ オプションで上乗せというやり方に対して、はいどうぞとそのまま飲むことはできない
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そしてバード夫から、バードに最後の指令が出ました。

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Sさんに、23日18時でアポイントをとってもらえる?
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与えられた状況のなかで、こうして最大限あがきながらも、内心無理だろうなという気持ちがありました。


人は日々、生と死を繰り返していると言います。

「もう少しで大好きな新宿くんとの日々も終わるんだな」

と思うと、切なかったです。

建築条件付きに迷い抵抗した私達は、もうすぐ死を迎える。
新しく生まれる私達は、どういうものになっているのだろう?

値引きをしてもらえて、乳ハウスを受け入れている私達だろうか?

いや、きっと、値引きを突っぱねられ、また一から土地探しを始める私達でしょう。
 
でももうこんな好条件の土地には出会えないだろうな。
私達の予算では、きっと西新宿も諦めないといけなくなるでしょうね。
でも、もう、建築条件付きの土地を買うことはないけどね・・・。


自ら幕引きをするとき、人は、静かな気持ちになるのかもしれません。


Sさんにアポイントを取るときのバード夫婦は、今思い返すと、こういう表情をしていたと思います。

ラピュタ1
「バード。Sさんに、23日18時でアポイントをとってもらえる?」
 
ラピュタ2
「・・・。」

 ラピュタ3

ちなみにコンサルさん。
ラピュタ2


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でもバードはナウシカ派です。
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