地鎮祭・近隣挨拶・契約と目まぐるしく行事をこなした日から2日後に地盤改良工事。
何事もそうですが、実際にやるとなるとなんだかんだと細かい調整が必要なもので、駐車場をお借りするにあたって地主奥様と断続的なやり取りが続き、気を張り通しでした。
でもおかげさまで地盤改良工事も滞りなく完了!
・・・と思っていたのですが・・・、
K工務店の尾崎さんからこんな報告が・・・。
「前日に西アパートの大家さんという方から電話がきて、どんな工事だ、うるさいのか、地響きはするのか、など聞かれました。地盤改良はうちが手配したものではないですが、適当に"特殊なものではなくごく普通の地盤改良工事ですので、特に問題は出ないと思いますよー"と答えておきましたが・・・。西アパートの大家は地主(奥様)さんではないみたい・・・ですね?」
ギョッとしました。
そういえば誰かに確認したわけでもない! いつだか見た、家主が記載されている地元の地図を見たときに近隣アパートの複数が地主さん苗字だったので、いつのまに「西アパートも地主(奥様)さんのもの。」と思い込んでしまっていたようです。
すぐにその大家さんという方の連絡先を教えてくれるようお願いしました。この時はまだ「工事は工務店さんの責任」という感覚が身についておらず、出しゃばる感(私達が大家さんをなだめなくては!)があったのでしょう。尾崎さんから一言メッセージ付きのご返信をいただきました。
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西側のアパートのオーナーさんの情報です。
氏名:●●●●
電話:XXX-XXXX-XXXX
住所:東京都●●市●●・・・
基本的に込み入った話は私共で対応しますので、ご挨拶程度で良いかと思います。
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尾崎さん曰く、年齢高めの男性とのことでした。
実はR社から建築条件を外す契約をした際、「工事にあたってご注意いただきたいこと」という用紙1枚を受け取っていたのです。そこには、
・地主(奥様)さんの駐車場を勝手に使うこと、物を置くことを禁ずる
・西アパートの屋根には太陽光パネルが設置されているので、防塵ネットを必ず使用し、粉塵が飛ばないように工事すること
などの注意事項が列記されていました。R社さんが工事にあたって近隣住民さんから受けた注意点を、こちらにも引き継いでくれたのです。
これを読んで緊張していましたが、地主奥様はくだんの通りお優しい対応だったのですっかり安心していたのです。しかし西アパートは地主奥様のものではないとなると・・・。
翌日、バード夫が大家さんに挨拶の電話を入れてくれました。すると普通に「ああ、はいはい」という対応だったと。ただ「言いたいことはあんたら施主じゃなく工務店に言うから」を何度か繰り返していたとのこと・・・。
とりあえず●●市ご在住であり近所に住まわれているわけでもないので、わざわざ菓子折持ってご挨拶に伺う必要はなかろうと、ネットで良さそうなお菓子を見つけて郵送の手配をしました。
この時はその後特に何もなかったので、ほっとして、いつしかこの大家さんの存在も忘れていました。
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設計中はどちらかと言えば楽しさの方が強かったけど、施工中は緊張と疲労の日々だったなあ。。。
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