バード夫が共有私道の書類に書かれていた、地主さんの住所に手紙を郵送しました。
すると奥様の方からすぐにメールが届きました。

あ、あれ・・・？ なんだかとてもお優しい感じ・・・


バード夫が「後は奥さん同士でやった方が良いでしょう。よろしく頼むね」とバードにバトンタッチ。

た、た、確かにそうだと思うけど・・・。


コミュ障なバードにはハードタスク！！！


バードには、普通の、常識的な会話や立ち居振る舞いが難しいのです。心と体の分離感がものすごい。自分の頭に「世間話ソフト」をインストールできればと何度願ったか。。。ちなみに以前から、自分と真逆の職種って、秘書とか女子アナだと思っていました。彼女らって気の利いた会話、気遣い、手配、上品な立ち居振る舞いがすごいじゃないですか。どういう脳みそしてんだと思う。彼女らに比べたらバードなんて虫ですよ、虫。


でもここで逃げてはいけないっ・・・！ 設計当初からずっと「着工時の近隣住民さんへのご挨拶」が気がかりで、何度も「怪しくない立ち居振る舞いで挨拶する私」をイメージトレーニングしてきたじゃないか！ 今回は、それをちょっとグレードアップしただけだよ。ふ・・・ふふ・・・大丈夫、大丈夫・・・。


バード夫に添削してもらいつつ、頑張ってメール文を作成。

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お借りしたい日は以下の2日間なのですが、駐車場をお借りすることはできますでしょうか？
・地盤改良日：8月12日（水）
・上棟日：9月上旬の1日間（日程未確定）

もし現在お貸ししている方がいらっしゃる場合、非常識なお願いかもしれず誠に申し訳ないのですが、例えば該当日のみ近隣のコインパーキングにご停車いただくようにお願いできれば大変ありがたいです。

お借りできるようでしたら、駐車場をお借りする料金と、（賃借中であれば）コインパーキング料金をお支払いさせていただきますので、料金を教えていただければと思います。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

※お電話の方がよろしければ、お電話番号を教えていただければかけさせていただきます。
こちらの電話番号は、XXXXX　となります。
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震える指で送信ボタンを押しました。。。


送信ボタンを押してから上の空のバード。「何か失礼なことを書いていないか？」と送信済みメールを読み直してばかりで、仕事が手に着きません。そうこうしているうちに、わずか1時間ほどで地主奥さまからご返信が！

「2日ぐらいでしたら料金は気にせずお使いください」とのお優しいお言葉・・・！

しかも「今のところ駐車場も空いているので、工事期間中に月極でもお貸しできますよ。今後のお付き合いもありますので、親戚価格で」とまで・・・！！


「昔ながらの地主で、気難しいおじさん」に冷たくあしらわれ、駐車場が借りれず困ってしまう妄想ばかりしていたバードでしたので、温かいお言葉に泣きたい気持ちになりました。


こういうことはメールだけで済ませてはいけないものだ、と、すぐに教えていただいた連絡先に御礼の電話（やっぱり挙動不審気味になってしまったけど頑張った）。


その後もメールにて何度も具体的な相談をさせていただきましたが、いつもお優しく、協力姿勢で対応して下さる地主奥様。「ご自宅の完成、お楽しみも多いかと存じますが、御心配な事も多いかと思います。どうぞ、無理をなさらないようお過ごしください」という温かい一文をいただいたことも・・・

賃貸暮らしで何度も引越してきましたが、やはり「土地を買って、家を建てたら、早々簡単に止められない」と思っている状況とは雲泥の差。「コミュ障で気の利かない奴だけど、近隣住民の方々と良好な関係を築いて、平和に末永く暮らしてゆかねば！」と強く緊張していたのでしょう。誰一人知り合いの居ないところに飛び込む不安感は相当なものだったようで、地主奥様のお言葉は大変心強かったです。


この後、工事終盤で、別の近隣住民さんから大クレームを受け、さらにそれに便乗して地主奥様のご親戚（←実はこちらが掘削許可を渋った本地主さんだった。苗字が同じなので誤解してしまった）からも度が過ぎる要求を受け、「私達は歓迎してもらえない、邪魔者なんだ」とものすごく落ち込み辛かった時期も、「でも地主奥様は歓迎して下さっている」と思うと本当に本当に支えられました。

この話はまたいずれ・・・。


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前回記事コメントでSMZHOUSEさんからいただいた「駐車場の確保は業者の仕事では？」という疑問に、「まったく疑問に思わずにいた・・・」と衝撃を受けているバードです。。。
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