その他、フローリング決めの関連情報をばらばらと列記しておきます。

 価格 

メーカーによって「設計価格」と「ワンプライス」があります。

「設計価格」とは定価のこと。工務店には値引きされた金額で売られます。そして工務店が手配料を載せて、我々施主に請求します。値引きがどれくらいだったのか施主にはわからないので、工務店がどれだけ手配料を載せているのか不明。暴利な工務店だとかなり載せてくる可能性もあり、施主にとっては気持ちの悪い料金システムです。

そして「ワンプライス」とは、相手が工務店だろうと我々施主だろうと同じ価格を提示しますよ、ということです。ですので工務店がどれだけ手配料を上乗せしたか明確です(ちなみにうちの工務店は価格の10%でした)。

手配料を載せられるのが嫌なら「施主支給」するしかありませんが、施主支給すると工務店の保証が効かなくなります。特に無垢床はトラブルが多いので覚悟が必要だと思います。コンサルさんは施主支給の範囲を厳密に決めていらっしゃり、床は施主支給NGでしたので(無視して強行することは当然可能ですが)、バード宅は工務店さんに仕入れてもらいました。

今後お金の章・施工の章で施主支給の話もたびたび出てくると思いますが、バード宅はいろいろ施主支給させてもらったので、発注作業が大変でした!!(間に合うか・間違いがないか大変ヒヤヒヤします)

(暴利な場合を除き)手配料を支払えば、発注作業もお任せできるし、トラブルの起きやすい無垢床でも保証がつくのですから、ありがたいことです。労働に対する正当な対価だと思います。しかしワンプライスだと価格がわかってしまうので、「手配料を載せるな」と工務店さんに要求する施主さんもいらっしゃるようです。工務店さんが潰れてしまうので、みなさん対価は支払おうネ 

 

 水回り 

水回り(キッチン、脱衣場、トイレ)も無垢オイル塗装にするかどうか迷いました。一時期は気持ちが熱くなり、全面無垢オイル塗装にしようと思ったこともありました。しかしバード夫が難色を示したことで改めて冷静に考え直し、迷った結果、水回りは防水機能のあるプリント合板フローリングにしました。


後輩さんのお役に立つこともあろうかと、いつも通り、水回りの意思決定の歴史についても書き残しておきますね。

以前サンワカンパニーのショールームで、バード夫がなぜかフロアタイルを気に入りました。「1階はフロアタイルにしたい」と増田さんに伝えたところ、「大工作業ではないので、またお金かかりますよ」。しかも「水回りにはお勧めしません。シートの境目から下に水が入り込みます」とのことでした。フローリングはサネで重ねるので、水滴程度なら下まで水が行ってしまうことはないとのことでした。

減額調整に夢中になっていた頃は、クッションフロアの案も出ました。しかしバードの心配性活動の一環でいろいろ調べていたところ、クッションフロアは下に入り込んでしまった湿気が逃げられず、「剥がしたらカビだらけ…」という惨事になる可能性があると知りました。
クッションフロアカビ

仕事中の反カビ王子にこれらの画像を添付してメールしたところ、瞬時に「クッションフロアはなし」というレスポンスが返ってきました 

タイルは憧れですが高いので却下。

無垢オイル塗装にしてしまうか大変迷ったのですが、やはりバード夫に「濡らしたら拭いてよ!」とプレッシャーをかけてしまうことが予想されたので、我ら夫婦には向かないなと思いました。。。

このような結果、防水機能付きのプリント合板フローリングに落ち着きました 


 貼り手間 

バードの工務店さんは、Dフロアなどの303幅でしたら追加費用なし。
無垢床(90幅や120幅)で貼り手間がかかりました。
さらに乱尺貼りによる追加手間もかかりました。
(金額はまたお金の章で)


 発注時のバッファ

当初バードは「1階・2階・3階で樹種を変えよう♪」と思っていました。しかし1商品ごとに、余裕をもたせて多めに発注するんですね。。。もったいないので「1階3階、2階の2樹種」に抑えました。

ちなみに当初「1階は玄関だから節無しのAグレード、3階は家族フロアだから節有りのBCグレード」と思っていたのですが、例えば「節有りのBCグレードのみ発注して、比較的キレイな板を1階に、節の多い板を3階に」ということも可能だそうです(木魂のおじさまアドバイス)。残念ながら無垢フローリングドットコムでは、バードの希望する樹種はAグレードしか扱っていなかったのですが。


-----------------------------------------------------
フローリング記事は以上です。ありがとうございましたー 
-----------------------------------------------------