さて、引き続き、これから家造りをされる施主さん向けの内容第二弾です。


 形状

まず長さですが、以下の選択肢がありますかね。
床長さ

ソリッドは継ぎ目のない一枚で1820mm(900mmのこともあるみたい)のもの。
ユニタイプは短いものを4~6枚つなぎ合せて1820mmに仕上げているもの。
乱尺は短かったり長かったりバラバラなもの。

そりゃソリッドは憧れです。継ぎ目が少ないために、木の模様が美しく映えます。・・・でももちろん高い。

ユニタイプは安価になるのは素晴らしいのですが、継ぎ目ごとに模様が途切れる・色が変わるために、遠目で見てウルサクなります。

一枚物ユニタイプ違い
(画像は、木魂ショールームさんのブログからお借りしました)

乱尺はソリッドよりは安価ですし、ユニタイプほど短い木片の集合にはならないので比較的見た目も良くなります。ただ大工さんの貼る手間がかかるので貼り手間が取られます。工務店さんによっては「いいよ」とサービスしてくれるようですが・・・バードの工務店さんはしっかり請求・・・


そして、真っ直ぐ伸びる針葉樹はソリッドが手に入りやすいですが、広葉樹のソリッドは希少価値が高いです。

バードは2階リビングに、縞模様の目立つ某広葉樹を選びました。予算上ソリッドなんて絶対無理でしたが、縞模様が目立つ樹種のユニタイプだと心配になりました。ネットを徘徊してその樹種の施工画像をたくさん確認しましたが・・・やはりバードの選んだ樹種のユニタイプは、厳しい印象。

ということで、縞模様の激しくない1階3階はユニタイプ、縞模様の激しい2階はちょっと贅沢して乱尺にしました。

何よりもバード夫が「ユニタイプはダメ。あの樹種の良さが生かされない」と背中を押してくれたので。ローンを背負ってくれるバード夫がそう言ってくれたとあらば、バードも喜んで乱尺にさせてもらいましたよ 

 

次に
60/75/90/120/150mmなどがあり、90mmが標準だそうです。

最近は幅広がもてはやされており、施工例を見てもやはり幅広はオシャレさがありますね。
床幅広
(画像はマルホンさんのこちらのページからお借りしました)

でもそれは施工例にされるような立派な邸宅でのこと。バード宅のように狭小住宅だと、必ずしも幅広が良いとも限らないようです(幅が狭い方が広く感じるらしい)。。。

ということで、幅にはあまりこだわず、90mmでいいやという感じでした。ただ2階リビングで採用した商品は120mmのものしかなかったので、2階だけは幅広になりましたけど。

もちろん幅広の方が価格は高いです。


最後に(表面の板の)厚み
0.25mm~30mmがあるようです。

突き板 → 挽き板 → 無垢床 の順に厚くなっていきます。
(突き板・挽き板は、その下に合板を貼り合わせた複合フローリングです)
突き板挽き板無垢
(画像はネットからお借りしました)

ペラペラの突き板だと「フローリング(1)」でご紹介したバード実家の画像のようになるリスクがあります 

挽き板になると安心感が出てきますが、それでも薄めだと、物を落とした時に下の合板が見えてしまうリスクがあるそうです(沙沙さんアドバイス)。ある程度厚みのある挽き板が良いようです。

無垢床だと上記のような心配はないですが、無垢床は、割れ・伸縮・反りの問題が出てきます。バード宅は全て無垢床になったので、ホットカーペットが使えません。。。

フローリング(3)」でご紹介した沙沙さんもズニャ公さんも(部分的に)挽き板を採用されていることから、お二人を尊敬するバード的には挽き板にも魅力を感じたのですが、ミーハー心から無垢床にしてしまいました。あと「汚れたら削る」を繰り返すかもしれないと思って。


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「形状」だけで終わってしまいました。。。
次回は「グレード」と「塗装」の2ついけるはず!
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