一度整地されたはずの我が土地がまた堂々と使われている現状に、さすがに感情的になったバード夫。

これはひど過ぎるよ! 俺、今ここでR社に電話するから!!

興奮した面持ちで携帯を取り出し、R社に電話をかけるバード夫 
バードは、止めることも囃し立てることもできず、ただ黙って見ているしかできません。

「もしもしっ!? R社さんですか!? あのっ、わたくし、バード夫と申しますが! すみませんが設計部長(太)さんはいらっしゃいますかね!?」

ドキドキしながら隣で聞くバード 

「え? いない?

 ・・・え、あっ、保奈美さん・・・?

ギョッ!
保奈美!? 

「あ、ど、どうも。お久しぶりです・・・。あ・・・、その節は・・・、あの、どうもすみませんでした。いえいえ、こちらこそ・・・、いいえ、とんでもない、ありがとうございました」

一瞬で萎んだバード夫の気迫。

「え、えーと、設計部長(太)さんいらっしゃいますかね? あ、いない? あーそうですか・・・。えーとですね・・・、うちの土地がですね、ええ、資材が勝手に置かれている件で。一度きちんと撤去してもらったはずなのに、今日見たらまた置かれているんですよ! ちょっともうこれはどうかと思いましてですね、もううちとしても過去に遡って使用料を払ってもらいたいと思いまして、ちょっと電話させていただいたんですよ」

 

その後は、結局保奈美さんでは話にならないので、「設計部長(太)さんにメールさせてもらいますので、よろしくお伝えください」と、目の前におらぬ保奈美さんにお辞儀して電話を切ったバード夫。


バードの方を向いて、

保奈美さんだったよ・・・

と一言。

「お、怒ってた??」
「ううん、『ああ、お久しぶりですー』だって・・・」
「そっか・・・」

お互い未熟なまま、ちゃんとサヨナラさえもせず別れた恋人に再会したような、なんとも気まずい気持ちになりました。。。


そして一気に冷静になれたバード夫から、設計部長(太)さんへ以下のメールを送りました。

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R社 設計部長(太)様

いつもお世話になります、バード夫です。

先ほど、御社にお電話して、保奈美さんにお伝えしたのですが、本日、私どもの土地を見に行ったところ、資材が置かれており、またタイヤの跡が多くついておりました。

●区画の建築のために、私どもの土地を使用されているようです。
先日、こちらから不正利用のご連絡を差し上げた上での事態となります。

このような状況ですので、もし借りられる場合は、●区画の工事開始日からの契約でお願いしたいと考えております。

もし、今後借りられない場合は、速やかに原状回復をお願いいたします。
また、工事開始日から起算して原状回復が完了した日までの土地の使用料をお支払いいただきたいと思います。
土地の使用料については、先日お伝えした通り、1ヶ月あたり12万円でお願いできればと思います。

以上、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
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