その頃、バード夫からバードにメールされてきた交渉メモ。
************************************************
■前提
総額を知った上でオプション確定するので、価格の交渉ができなくなる
(「総額を知った上でオプションを決めたんですよね?」と言われてしまう)
■アクション
仲介Y社に、こちらの希望するオプションと、その希望金額を示し、
R社と調整(交渉)してもらう
■こちらの要望
オプション見積書の2,8,11,14をやめたものをこちらの希望とする。
そうすると消費税含めて22,852,800円。
これをオプションがない場合の20,375,280円にまで持って行くことを目指す。
つまり、250万円の値引き要求をする。
■その根拠
○○断熱+外壁通気工法は、
○○工法さえT社で施工可能ならばこんなものは必要なかったはずなので、
「T社のせい」での追加になった。
ただし、外壁通気までは諦める。
それ以外の不満(以下参照)を述べて・・・
それから、多少の値引きは想定しているでしょ??
■そのあと
以上がまとまって、図面が出てきたところで、
契約するかどうか最終的な判断をする。
契約は、ぎりぎりまで待ちたい。
■不満まとめ
・ ○○工法でやりたかったができないので、泣く泣く○○断熱材。
○○工法であったらそこまで断熱材に追加費用がかからなかったはず。
外壁通気も○○工法ならこんなに費用はかからない
・ もともとの土地の予算が高かった。建物にはここまで払えない
(バード注: 土地の予算は3000万だと伝えていたのに
3500万の物件を紹介したのはSさん)
・ 坪単価70万円でこの仕様は納得できない
(建築条件付きだから建物で利益を取るとかは、こちらの知った話ではない)
・ 自由建築に近いものもできるという社長の話だったが、
実際できたのは間取り変更くらい
→ 叶わなかったこと: 耐震等級、○○工法、外観、施主支給NG
・ こうすればこうできるという提案がなかった
→ 対応が不満、もっといい家作りができたはず、逆ギレされた
・ オプションで上乗せというやり方に対して、はいどうぞとそのまま飲むことはできない
************************************************
そしてバード夫から、バードに最後の指令が出ました。
************************************************
Sさんに、23日18時でアポイントをとってもらえる?
************************************************
与えられた状況のなかで、こうして最大限あがきながらも、内心無理だろうなという気持ちがありました。
人は日々、生と死を繰り返していると言います。
「もう少しで大好きな新宿くんとの日々も終わるんだな」
と思うと、切なかったです。
と思うと、切なかったです。
建築条件付きに迷い抵抗した私達は、もうすぐ死を迎える。
新しく生まれる私達は、どういうものになっているのだろう?
値引きをしてもらえて、乳ハウスを受け入れている私達だろうか?
いや、きっと、値引きを突っぱねられ、また一から土地探しを始める私達でしょう。
でももうこんな好条件の土地には出会えないだろうな。
私達の予算では、きっと西新宿も諦めないといけなくなるでしょうね。
でも、もう、建築条件付きの土地を買うことはないけどね・・・。
私達の予算では、きっと西新宿も諦めないといけなくなるでしょうね。
でも、もう、建築条件付きの土地を買うことはないけどね・・・。
自ら幕引きをするとき、人は、静かな気持ちになるのかもしれません。
Sさんにアポイントを取るときのバード夫婦は、今思い返すと、こういう表情をしていたと思います。
「バード。Sさんに、23日18時でアポイントをとってもらえる?」