土地探しは自分達でがんばることにしたので、その後そのコンサルさんには連絡を取っていませんでした。

土地探しに打込み、ひとまず土地が決まり、家造りについては勉強がほとんど進んでいないままに、建築条件付きでの家造りが始まりました。

すでに住宅ローン仮申請のための間取図作成において、
・ 住宅性能の話はなかった
・ 建材の説明はなく、住設機器などの説明しかなかった
・ 標準仕様が決められていて、それ以外はオプション料金
・ 一式見積書しかもらえない
・ 間取りの相談しかされなかった
という違和感を強く感じていました 

さらに急いで建築条件付きの家造りについて調べて行くうちに、
 
「建築条件付きとは、
 土地代を安く見せて客寄せし、
 上物の建築費で土地の利益分も取り戻す手法」

だと知ったのです!

 

だからコンサルさんの言っていた"しっかりした家"とは思えない仕様なのに、同じ2200万円という見積りが出てくるのね・・・


上述のように建築条件付きは上物で利益を取り戻すので、土地だけ売ってもらいたいと頼むと「1~2割の利益を上乗せされる」ことが多いと知りました。

多めに見積もって2割だとすると、新宿くんの場合は
3,500万円 × 1.2 = 4,200万円
となります。
それでもまだSUUMOなどの公開物件に比べればかなり安い方ですが、騙された感がありました。


無邪気に
「こんなに安く買えるなんてありえないよねー
「すごいことだよねー
「私達がんばったよねー
と悦に入っていた自分達が急にバカ者に見えて恥ずかしくなり、

Sの野郎ーー! 何がお買い得な土地だよ! 建築条件付きがどういうものかわかってたくせに!!

とSさんを責めることで、自分たちのバカさ加減から目をそらしました。


マイホームは、一庶民には人生をかけた大きな買い物です。

「安い買い物でもない」
「おそらく質も良いと期待できない」
「バードも四ツ谷を忘れていない」
となったら、もう白紙解約という文字が浮かびました 

でも白紙解除ってそう簡単にできるの? たくさんの人の時間と労力を使って契約までしておいて、自分たちの都合でキャンセルできるの?? それなりの理由がないと先方も納得しないんじゃないの???

不安に駆られたバード夫婦は、あれから事後報告もせず放置してしまっていたことに罪悪感を感じながらも、あのコンサルさんに相談してみることにしたのです。